設計の考え方
アスベスト（石綿）に関する情報
アスベスト(石綿)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で、以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、人体の健康への悪影響のため昭和50年に原則禁止されました。
その後も、スレート材、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されています。アスベストは、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、国の様々な法律などで予防や飛散防止等が図られています。アスベストは、全部でクロシドライト（青石綿）、アモサイト（茶石綿）、クリソタイル（白石綿）、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトの6種類があります。
これらのうち、いずれか1種類以上を0.1％を超えて含む建材は、大気汚染防止法の「特定建築材料」に該当し、特定建築材料を含む建築物等を解体または改修工事する場合は、様々な届出が義務づけられています。
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